琵琶湖に浮かぶパワースポットと、情緒あふれる宿場町
ホテルをチェックアウトした後は、徒歩3分の場所にある長浜港へ。琵琶湖クルーズが楽しめる観光船に乗って、パワースポットとして有名な竹生島に向かいます。長浜港から観光船に揺られること30分、湖からぽっこりと生えてきたように見える島に到着。周囲2キロメートルながら、標高は197.6mもあるそうです。島全体が神秘的な空気に包まれていて、いかにもご利益がありそう! ふたりは何を祈願するんでしょうか?
島全体をおおう針葉樹の中を歩いて、まずやってきたのは都久夫須麻神社。本殿(国宝)は、伏見城の遺構とされ、襖や柱、欄間に桃山美術を見ることができます。本殿の下にある拝殿からは、かわらけ投げができるそうです。素焼きの小皿に願いごとを書いて岩場に立つ鳥居に向かって投げ、鳥居の間を通れば願いが叶うといわれています。ふたりで挑戦してみましたが、結果は…。
神社から続く、宝厳寺の船廊下(重要文化財)と唐門(国宝)は残念ながら保存修理中(~平成31年3月31日までの予定)。船着場近くへ戻り、改めて石段を登って宝厳寺の本堂を目指します。165段もある石段を登り切ったところにある本堂には弁財天が安置されており、江ノ島、厳島とともに三弁才天と呼ばれています。ダルマに願い事を書いて奉納すると願いが叶うという「弁天様の幸せ願いダルマ」で再度願掛けしました。
竹生島 宝厳寺
http://www.chikubushima.jp/竹生島から長浜港に戻り、徒歩10分で長浜駅へ。駅前でレンタカーを借り、古きよき宿場町の情景を残す木之本へ向けて出発します。木之本地蔵院の門前町で、かつては北国街道の宿場町として賑わった木之本は、長浜から車で約30分ほどの距離。古い商家や造り酒屋など、叙情を誘う家並みが魅力的な散策道です。JR木ノ本駅の構内に木之本観光案内所があり、地元の情報はもちろん、名産品をゲットすることもできます。
木之本観光案内所
http://www.sushikei.com/kinomoto/奥琵琶湖の新鮮な湖魚、湖北の季節を彩る山の幸などが楽しめる料亭「すし慶」。全国から厳選したおいしい鯖だけを使い、お米には現地米の近江米を使用した「鯖棒すし」が有名です。ここでは、滝の落ちる日本庭園を前にした茶室で、名物の鯖棒すしに湖北の旬料理、甘味・吸物がついた贅沢メニュー「きのもと」を堪能しました。
町の中心に位置する木之本地蔵院の本尊地蔵菩薩は、日本三大地蔵のひとつといわれ、眼の仏様として知られている。
毎年8月22日から25日まで大縁日が奉修され、全国より10数万人の参詣者で賑わう。
境内には、秘仏の本尊を移した高さ6メートルの大銅像も祀られていて、そのあまりの大きさに、ふたりとも「眼」をパチクリしていました。
木之本地蔵院
http://www.kinomoto-jizo.comTV番組に取り上げられ、全国的に有名になった「サラダパン」を製造する、つるやパン。1951年の創業以来、毎日作り続けている自慢のコッペパンの中身はなんと「たくあん」! でも、これが意外と合います! これは癖になる味だとピンときたので、お土産にたくさん買い込んでいました(笑)観光客の皆さんが、山と積まれたサラダパンを次々と籠に入れていくさまは圧巻の一言です。
つるやパン
http://www.tsuruyapan.jp冨田酒造は、旧北国街道沿いで460年余もの歴史を持つ酒蔵。「七本鎗」の銘柄は、秀吉を天下人に導いた七人の武者「賤ヶ岳の七本鎗」にちなんでいます。ラベルの文字には、美食家としても有名な芸術家・北大路魯山人の篆刻(てんこく)を使用。美食家のお墨付きを得た「七本鎗」は、木之本土産としてまさにピッタリですね。
木之本から鶏足寺の参道までは、車でおよそ10分強。普段は静かな山里だそうですが、紅葉の季節には多くの観光客が訪れるそうです。人里を見下ろしながらゆっくりと登っていく参道には、200本に及ぶ古木の紅葉が燃えるように色づき、その鮮やかさは息を呑むほどの美しさ。時季がちょっとずれていたために赤い落ち葉の絨毯…とはいきませんでしたが、都会では見られない紅葉は、確かに日本の秋を感じさせてくれました。
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