日旅の仕事全集

大きな意味では旅行の企画ですが、その中でも主に個人旅行向けの企画がこれにあたります。人気のある方面ばかりではなく、今まで商品化されていない地域の商品を企画することもあります。専門的な知識と経験、マーケット動向を読む力が求められる仕事です。

お客様に満足いただける 魅力ある商品づくりを目指して今村 智香 赤い風船東日本事業部 1993年入社/文学部卒
Profile
入社以来、赤い風船東日本事業部において、商品企画、パンフレットの造成業務に従事する。これまでに関西エリア、伊豆・箱根、信州・北陸などを担当。現在は課長も務め、部下の育成にも余念がない。家族旅行は今村家の恒例行事。旅行好きは父の影響だと本人は語る。

自分のアイディアを商品化できる、やりがいと重責

 現在私は、日本旅行の国内パッケージツアー「赤い風船」の商品企画業務を担当しています。また各店舗に掲出されているパンフレットも制作しています。「赤い風船」と言えば、当社を代表する看板商品。各店舗の販売員が自信を持ってお客様にお勧めできて、実際に購入されたお客様にも満足いただける商品でなければなりません。自分のアイディアを商品化できるやりがいのある仕事であると同時に、売上にも大きく影響する仕事なので、その責任は重大です。
 商品企画は、当部門が主幹を務める企画会議から始めます。会社としても注力して販売する商品なので、販売部門や仕入れ部門も出席します。そこで現商品の見直し、他社との比較・分析に加え、直近の市場調査の結果、新しい素材や情報などを検討し、各エリアの販売方針を決定。各エリアの担当者が具体的に企画を練り上げていきます。ある程度企画が固まったら、仕入部門が宿泊先や交通機関などと交渉しますが、企画担当者が直接現地に赴いて、交渉することも少なくありません。
 パンフレットの制作では、商品の魅力がお客様に十分に伝わるように、掲載原稿、ページ構成、デザインを入念にチェック。同時に各店舗で予約が取れるように、会社のシステムに商品データを登録します。こうした商品企画やパンフレット制作は、地域の特色に合わせて、年に数回に分けて行っています。


商品企画のヒントは現地にあり

 現在、私は京都、奈良、滋賀地域のパンフレットを担当しています。企画を立てる際に常に意識していることは、マンネリ化した商品にしないこと。そのためには担当する地域には必ず足を運んでいます。現地では思わぬレアな情報が入手できたり、地元のお店の方と親しくなって協力が得られたり、商品企画に欠かせない生きた情報や素材を入手できることが多いですから。
 最近のヒット企画は500円の追加料金で昼食がとれたり、100円の追加料金でご当地のスイーツを楽しめたりするプラン“ワンコインオプション”です。また高台寺や平等院を貸し切って、ライトアップした境内でイベントを開催したり、京都の先斗町にある歌舞練場(舞妓・芸妓の稽古場)を夏場に借りてビヤホールを営業したり、何度かマスコミで紹介されるような企画も実現してきました。特に担当している京都は、各社がしのぎを削る重点エリアでもあるので、今後もライフワークとして、楽しい企画を立案できるように頑張りたいと思います。お客様に「赤い風船の企画はいつも面白いね」と喜んでいただけることが、この部門での目標であり、大きな喜びでもあります。


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