日本の世界遺産－鹿児島・沖縄

中琉球の奄美大島、徳之島、沖縄島北部と、南琉球の西表島の４地域の５構成要素で構成され、面積42,698haの陸域である。黒潮と亜熱帯性高気圧の影響を受け、温暖・多湿な亜熱帯性気候を呈し、主に常緑広葉樹多雨林に覆われている。
「アマミノクロウサギ」や「ヤンバルクイナ」、「イリオモテヤマネコ」といった固有種が多く生息している。日本全体の固有種や絶滅危惧種に占める割合も高くこの特異な生態系は、琉球列島の中でこの4島が、200万年前に大陸から切り離されて形成されたことによるもの。残された生物がそれぞれの島で独自の進化を遂げ、命を繋いでいる。ダーウィンの「進化論」で有名な世界自然遺産「ガラパゴス諸島」と共通する自然の奇跡を感じられる、日本が誇るべき貴重なエリアといえるだろう。

• 奄美大島
• 沖縄北部
• 西表島

奄美大島へのアクセス

【飛行機】東京、大阪、福岡、鹿児島、沖縄から直行便が出ている。
【フェリー】鹿児島、那覇から奄美大島の名瀬湾に寄港するフェリーが毎日上り下り1便運航。
                  鹿児島↔名瀬湾（11時間）、那覇↔名瀬湾（13時間）

徳之島へのアクセス

【飛行機】鹿児島→徳之島（約１時間）、奄美大島→徳之島（約30分）
【フェリー】那覇↔亀徳港/徳之島（約9.5時間）奄美大島↔亀徳港/徳之島(約15時間)

沖縄北部へのアクセス

那覇空港よりレンタカー又は、バスで名護まで約1時間15分

西表島へのアクセス

石垣島に飛行機で渡り、離島への船便が出ている離島ターミナルへ移動し、そこから高速船もしくはフェリーで移動する。
※石垣島と西表島を結ぶ航路が２つあるので注意。