日旅People

山田 暁

お客様とのリレーションが大切

 学生時代にサッカーで完全燃焼した私は、現役は退いたものの、ガッツだけは誰にも負けません。現在は法人営業として、主に自動車会社や遊技会社を担当しています。最近は慰安旅行が少なく、インセンティブ旅行をはじめ、研修会や会議、表彰式などの手配が多い傾向があります。また自動車会社がキャンペーン賞品としてご用意される、旅行の手配なども手がけています。
 忘れられない悔しい経験があります。それは、得意先の社員総会に関する提案で、競合から失注してしまったこと。そのお客様を担当後、今まですべて受注させていただいていたのに、一番大きな仕事を取り逃してしまいました。社会人になって初めて味わった挫折感でした。ただ今思えば、お客様との信頼関係が築けていなかったのに、過信があったのだと反省しています。その後は、精力的にお客様を訪問すると共に、直接、仕入先とも交渉を重ねました。その甲斐あって、次の提案では競合を抑えて受注することができました。今後もお客様とのリレーションを大切にしながら仕事に邁進していきたいと思います。


常に予算を達成できる営業を目指して

 この仕事は会社の経営者とお話させていただく機会も多く、入社当時は、緊張のあまり、しどろもどろで説明していました。自分でも何を、どこまで説明したのかわからなくなることも度々。そんな様子を見て、ある経営者は私を励ましてくださいました。
「ウチの会社を担当するなら、全支店を受け持つぐらいの気持ちでおやりなさい。若いのだから、しっかり頑張りなさいよ」
 若造にもったいないお言葉です。やはり経営者は、どこか凡人とは違い、とても器が大きいと感じました。そんなこともあって最近は、一呼吸置いてから、落ち着いてお客様とお話をさせていただくように心がけています。
 今後の目標は、常に掲げた目標を達成できるようになること。そのためにもお客様から大型案件を安心してお任せいただけるようになりたいと思います。それから、もう一つ、旅行業に携わる者として、英語でスムーズに日常会話ができるように日々勉強も続けているところです。


私の旅MEMORY

初めての米国本土、ラスベガス添乗にて

 先輩のサポート役としてラスベガスに添乗しました。私にとって初の米国本土訪問でした。眠らない街という評判は本当だと実感し、ベラージオホテルの噴水ショーにはただただ圧巻。しかし現地でトラブルも。グランドキャニオンにお客様をお連れした際に、バスが1台故障したのです。運悪く添乗は私一人。何とか交渉して別のツアーのバスに分乗させてもらうことができ、事なきをえました。初めての米国の地でのハプニングに頭が真っ白になりましたが、旅のプロとして冷静に対処することの大切さを学びました。


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