関西国際空港は、2007年に第2滑走路がオープンし、日本で唯一の長距離滑走路を2本持つハブ空港となりました。今日では世界28カ国67都市に就航しています。私の所属する西日本海外商品部は、主に関西国際空港に乗り入れる国際便の座席を仕入れている部門です。私の担当はヨーロッパ。ツアーを企画する社員たちと定期的に打ち合わせをしながら仕入数を決定し、各航空会社と座席数や料金を折衝しています。
また、航空券はパスポートのローマ字や性別と一致していないと使用できません。スペルの一字違いや男女の区別がローマ字ではつきにくいお名前の性別違いなどで、当日手配をしなおしたこともありました。
お客様をお待たせすることなく座席をご提供できるように仕入精度を高め、さらにお客様に喜ばれる商品づくりをサポートしていくことが課題です。
旅行業とは単にツアーを企画して販売するというものではありません。そこには接客や営業をはじめ、仕入と手配、関係先との折衝、マーケティング・告知活動といった多岐にわたる業務が集約されています。私が旅行業務に携わって、およそ10年。元々旅行が好きで就いた仕事でしたが、その中で多くのことを学ばせてもらいました。現在は国際便の座席を仕入れる業務を担当していますが、会議では積極的にアイディアを提案するように心がけています。
日本旅行は女性社員も多く、様々な職種で女性が活躍しています。また、各セクション間の連携が取れているので機動力があり、次々と良い商品を生み出せる環境です。それが日本旅行の強みだと実感しています。最近は、職場の仲間と“ゴルフ愛好会”を結成し、休日に同僚たちとゴルフ練習場に通っています。全員初心者ですが、いつか皆でコースデビューしよう、と夢をふくらませています。このように日本旅行は、職場の雰囲気も明るく、私の周囲に限らずとても働きやすい会社だと言えます。
初めての“ロスバケ”で被害者の辛さを実感!
以前、ヨーロッパへ旅行した際に、帰国便の変更をせざるを得なくなったのですが、手違いで大切な手荷物が日本に届いておらずショックを受けました。結局、経由地のアムステルダム空港で荷物は発見され、無事に取り戻せましたが、初めて“ロスバケ”を体験したことで、お客様がそのようなトラブルに遭遇されたときのことを、自分のこととして実感するきっかけになりました。