日旅People

安原 修司

忘れられない失敗が、その後の自分の糧となった

 今でも思い出すだけで冷や汗が出るような、新人時代の出来事があります。あるお客様の団体旅行でのこと。自分は添乗員としてお客様をお迎えする立場にありながら、なんと集合時間に遅れてしまったのです。出発にはなんとか間に合うことができましたが、旅行会社の社員としては言語道断です。もちろん、以降はこのようなことは絶対起きないよう心掛けていますが、新人時代に大きな反省と教訓を得ることができたことが、今の自分にも活きているような気がします。

 現在私は天神支店で、法人のお客様に向けた営業活動を展開しています。担当しているお客様は数多くあります。お客様のところに定期的にお伺いし、ご要望を伺っていく中で、社員旅行やインセンティブツアー、研修旅行など、その団体様に一番適した旅行をご提案できたときは、喜びもひとしおです。もちろん、他社と競合するようなケースもありますが、これまでは他社が食い込んでいてまったく相手にしていただけなかったお客様のところにも、足繁く訪問し、お客様のニーズをさりげなく把握し、綿密なプランをもってご提案することでお取り扱いをいただき、次回からは私をご指名いただきました。これは本当にありがたいことです。


日本旅行の魅力は「チームワーク」にあり

 仕事をする上で心掛けているのは、素直な気持ちを忘れないことと、絶対に諦めずに仕事をやり遂げること。旅行という商品をお客様にお届けするには、様々な苦労がつきものです。団体旅行などでは参加される人数も多く、ご出発前には行程・移動・食事・宿泊・アトラクションetc…各所において細かい確認作業の連続。それでも、チーム一丸となって作業を分担し、それぞれの持ち場で最大限のパワーを発揮することで、お客様に喜んでいただける旅行を提供できます。また、皆で大きな達成感を共有することができます。

 このチームワークの良さは、日本旅行の何よりの強みだと実感しています。また、他社よりも業務分担が細分化されていないため、営業担当でも多様な業務を経験でき、様々なノウハウが蓄積されていきます。これによって得られる強いスキルや営業力も、きっと日本旅行が誇れるポイントだと思います。

 現在の法人営業という仕事に、大きなやりがいを感じていますし、自分自身がもっと日本旅行に貢献できたらと常々考えています。ゆくゆくは、自分がこれまで日本旅行で培ってきた経験を活かし、後輩たちのサポートをできるような、営業支援の仕事にも関わりたいという目標を持っています。


私の旅MEMORY

自転車激走16日間の旅in沖縄

 思い出すのは、大学の卒業旅行で訪れた沖縄。自転車、しかもいわゆるママチャリをひたすら漕ぎ続けて16日間周りました。日に日に走行距離は増え続け、本当にゴールできるのかと期待と不安の入り混じる中走り続けました。地元の人と、そして旅行者同士の交流や、普段できないような体験も数多くしました。お金がないため、現地のさとうきび畑で働き、その報酬として泊めてもらったことも。無茶もしましたが、今思えば自由で本当に楽しい旅でした。


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