鉄道で非日常体験を楽しむ！予約殺到中のおすすめ観光列車12選

フランス語で「美しい山と海」という意味のベル・モンターニュ・エ・メール。通称「べるもんた」と呼ばれる観光列車です。
富山県の高岡駅を起点とし、土曜日は山沿いの城端線で、日曜日は海岸沿いの氷見線を運行します。

富山の伝統工芸をあしらった車内装飾は、まさに走るギャラリー。大きな窓からは立山連邦など、絵画のように美しい景色を一望できます！
富山湾のお鮨や地酒をいただける車内販売も、ぜひ楽しみたいところですね♪

婚礼の日に花嫁の幸せを願い、のれんを贈る北陸の伝統文化「花のれん」。石川県の金沢駅から和倉温泉駅を結ぶ「花のれん」は、乗車したお客様に幸せが訪れるよう願いを込めて名付けられました。

北陸の伝統工芸、輪島塗や加賀友禅をイメージした華やかな車体は、SNS映えも抜群♪

「指宿のたまて箱」は、鹿児島県の鹿児島中央駅と指宿駅を約1時間で結ぶ観光列車です。竜宮伝説のたまて箱をコンセプトとしており、乗車時には白い煙に見立てたミストがモクモクと立ちこめます。

車窓からは錦江湾や桜島の雄大な姿を眺めることができ、車内には指宿に関する書籍を揃えた本コーナーも備えられています。

指宿は、鹿児島の最南端に位置する砂むし温泉が有名な地です。この機会に、指宿について学んで訪れてみてはいかがでしょうか♪

熊本県の熊本駅と三角駅を結ぶ観光列車「A列車で行こう」。一風変わった名前が特徴的ですが、車内で流れるジャズの名曲にちなんで名付けられました。黒にゴールドの車体からは、高級感と品格すら感じますね♪

シックな色調の木を使ったクラシックな内装は、まるで映画さながら。1号者の共有スペースにある「A-TRAIN BAR」にはハイボールサーバーがあり、抜群の雰囲気の中くつろぎながらお酒を楽しむこともできますよ♪

香川県多度津駅と徳島県大歩危駅を2時間半で結ぶ「四国まんなか千年ものがたり」。千年を超える歴史ある文化や、景色を車窓から楽しめるのが魅力の一つです。

車内では地産地消にこだわった特選メニューのお食事をいただけ、事前に食事の予約をすると琴平駅構内の観光列車専用待合室で、ドリンクのサービスも受けられます。

2号車のギャラリーでは香川漆芸や阿波和紙、大谷焼など香川と徳島の伝統工芸品を見学することができるので、ぜひ訪れてみてください！

「伊予灘ものがたり」は愛媛県の松山駅と伊予大洲駅、八幡浜駅を結ぶ観光列車で、土日祝日をメインに1日4便運行しています。

車体の茜色は夕日を、黄金色は愛媛の特産柑橘類と太陽の輝きをイメージしたものです。

便によって食べられる食事が異なり、同じ風景でも時間帯によって違う美しさがあるので、つい4便制覇したくなってしまうでしょう♪

また、どの便でも下灘駅で8～10分間の停車時間があるので、美しい伊予灘をじっくりと堪能できます！

2017年にデビューした「トワイライトエクスプレス瑞風」。大阪・京都〜下関間を山陽経由、山陰経由の2パターンで走る豪華寝台列車です。

1泊2日から2泊3日の計5コースで、途中で数ヶ所の観光地に立ち寄ります。

10両編成に乗客は30名だけという贅沢さ！星空まで見える展望車やムード満点のラウンジ、フォーマルな食堂、アールデコ調の客室など、豪華な設備が揃います。

記念日など、特別な時間を過ごしたい時におすすめです♡

岡山県と宇野・尾道・琴平を結ぶ、アートな観光列車「ラマルドボァ」。車内は高級感あるフローリングデッキが印象的で現代アート作品も展示され、移動中もアートを楽しめます。

自転車を8台積みこめるサイクルスペースもあり、無料で利用可能。本来たたんだり解体したりする必要がある自転車も、ここではそのまま収納できるので楽チンですね♪

車内販売カウンターでは飲み物やフードをはじめ、雑貨や器など瀬戸内の特産品とコラボしたグッズもあるので、ぜひ手にとってみてください！

「BB BASE」はサイクリストのためのサイクルトレインで、両国と千葉県の房総半島を結びます。

愛車をそのまま固定できるサイクルラックや、ビンディングシューズでも滑らないゴム素材の床などが配された車内は、まさにサイクル仕様！

両国駅ではふだんは使われていない3番線から発車し、階段がないスロープでスムーズに入場できるのもポイント。自転車がない人は借りることもできるので、手ぶらでサイクリングを楽しめるのも魅力的ですね♪

青森県川部駅と秋田県東能代駅の43駅を結ぶ五能線「リゾートしらかみ」。世界自然遺産の白神山地や、日本海の雄大な景色を堪能できます。

車内は東北の夏祭りをイメージした華やかなシートが印象的。フルフラットにもなるボックス席や展望室、特産品を扱うORAHOカウンターなど、くつろぎ楽しめる仕掛けが満載♪

さらに津軽伝統の人形芝居や昔話の語りべ、津軽三味線の生演奏、秋田のなまはげ太鼓演奏など車内でのイベントも目白押しです！

熊本県の阿蘇と大分県の別府を結ぶ「あそぼーい」。海上を走っている錯覚におちいる別府湾や、お釈迦様が寝ている姿に見える阿蘇五岳など、九州のダイナミックな自然の絶景を楽しめます。

車内は白を貴重としたインテリア。3号車は親子連れに優しい車両で、キャラクター犬のクロちゃんがプリントされた座席の親子シート、木のボールプール、絵本コーナー、子ども専用の和室など、子どもが退屈せずに思いっきり遊べる設備が満載♪

また景色を存分に楽しみたい方には、1・4号車のパノラマシートがおすすめです！

2019年3月に運行30周年を迎えた「ゆふいんの森」。福岡の博多〜温泉リゾート地・由布院を結びます。

緑を基調とした車内は床を高くしたハイデッカー仕様。ビューポイントが高いため、より一層いい眺めが堪能でき、車窓からは慈恩の滝や由布岳、豊後森機関庫などを楽しむことができます。

またJR九州在来線特急で唯一、無料車内wi-fiを完備！車内ではフォトサービスをはじめ、豪華グルメや地ビール・ワインなども充実しているのも魅力です♪

普段は移動手段である鉄道が主役になる観光列車の旅。どの列車も地域の特性や景観をうまく活かし、列車を楽しい空間へと変えています。

移動時間がどんどん速くなっている現代だからこそ、お酒を飲みながらあえてゆっくりと列車の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか♪