天国なの？地獄なの？温泉天国別府の地獄めぐり♪

別府の地獄のなかでも最大の「海地獄」は、1200年前の鶴見岳の爆発によってできたと言われ、1日に150万リットルもの湯が湧き出ています。
コバルトブルーの色をしていて、地獄というのがふさわしくないほど涼しげな美しさですが、近づけば98度の灼熱地獄！！
園内は、温泉の熱を利用してアマゾン地方原産のオオオニバスや熱帯性スイレンを栽培しています。

そして、海地獄といえば、地獄蒸し焼きプリン！
多い日は1日数千個売れるなんて日もあるようです！

次は海地獄の隣の「鬼石坊主地獄」です。
灰色の熱泥が噴出する様子が坊主頭に似ている事から「鬼石坊主地獄」と呼ばれる様になったと言われています。
ボコボコ音を立てて現れる坊主頭には、この世のものとは思えません…

山肌や地面から噴気が上がる「山地獄」ですが、実はこの温泉熱を利用して、動物を飼育しているんです。
フラミンゴやウサギ、カピパラ、カバなど、かわいい動物たちが暮らす楽園です♪

「かまど地獄」は、かつて竈門八幡宮の大祭に、 地獄の噴気で御供飯を炊いていたことがその名の由来となっています。
かまど地獄には1丁目～6丁目までバラエティに富んださまざまな湯の池があり、美しく青い地獄や、たばこの煙を吹きかけると噴気が上がる不思議な地獄、真っ赤な熱泥が湧く地獄など、見どころたっぷりです。

「鬼山地獄」は、別名「ワニ地獄」とも呼ばれていて、大正12年に日本で初めて温泉熱を利用してワニの飼育を開始しました。
今現在では、クロコダイル、アリゲーターなど、世界のワニが約70頭！
ワニの剥製が並ぶ展示館もあります。

大量の噴気とともに硫黄の香りがする「白池地獄」。は風情ある和風庭園にあります。
これは、噴出時は無職透明な湯が、時間が経つにつれて温度の圧力の低下で青白く変化し、夏は緑に変化することもあるというなんとも不思議な地獄！！
温泉熱を利用した熱帯魚館やピラルク館もあります。

別府市の天然記念物にも指定される間欠泉の「龍巻地獄」。
一定の間隔で105度の熱湯が噴出し、噴出間近になると、アナウンスがあります。
一度噴出すると6～10分程続き、豪快に噴き出した熱水は、屋根で止められていますが約30mほど噴き出す力があり、迫力がありますよ！！

「血の池地獄」はまさに地獄のような光景が広がる「赤い熱泥の池」です。
実は1300年前から存在する日本で一番古い天然の地獄で、地下の高温、高圧下で自然に化学反応を起こし生じた酸化鉄、酸化マグネシウム等を含んだ赤い熱泥が地層から噴出、堆積するため池一面が赤く染まるんです。