快適なスペイン旅行のための服装マニュアル

スペインの気候は基本的に地中海性気候。日本と同じように四季があり、夏は乾燥、冬は温暖な気候です。

また、スペインのイメージといえば太陽ですが、年間の日照時間はなんと3000時間以上！
※東京の年間日照時間は約1900時間です。

しかし、日本の1.4倍の広さのスペインは、地域によって気候に違いがあります。たとえば北部のカンタブリア海沿岸地方は、温暖・湿潤な気候で、夏は涼しく冬も穏やか。

マドリッドなどの内陸部は海沿いの地域と比べて夏冬・昼夜の気温差が大きいので、調節のできる服装がおすすめです。

スペインまでの飛行時間は10時間を超えるので、機内ではリラックスできる服装がおすすめです。

直行便ではない場合は、経由地の気候にも気をつけてください。たとえば9月に夏の服装だと、北欧の乗り継ぎで機外に出る場合、寒くて風邪をひいてしまうおそれも。何か羽織れる服を持っておくといいでしょう。

また、スペインの空港では、出国時のコントロールで、コートはもちろん、スカーフ、カーディガン、ベルトやブーツまで全てとるように指示されます。

セキュリティをスムーズに通過するためにも、スペイン出国時には身軽な服装を心がけるとスムーズですよ。

地元っぽいファッションなら、街歩きももっと楽しく、また盗難のリスクも減ります。

おしゃれな人が多いスペインですが、どこか肩の力が抜けたラフな雰囲気が主流です。現地滞在中は、そんなスペイン人たちにならって、心持ちカジュアルなコーデがおすすめ。

旧市街は堅い石畳が多いので、膝などに負担がかからないように歩きやすい靴がいいですね。

ただし、観光スポットとしても人気の教会はミニスカート、短パン、ノースリーブはNG。夏は腰に巻くことができる大判スカーフや、薄手のカーディガンがあると便利です。

北部を除いて、スペインの夏はかなり暑く、南部のアンダルシア地方では40度を越えることも。

涼しげな薄手のカジュアルワンピースか、思い切って短パンにするのがおすすめ。湿度が低いので、日本のように汗取り用の下着は必要ありません。

日陰や朝晩は涼しいので、真夏でも必ず羽織るものを1枚用意しておくといいでしょう。

日中の強い陽射しをさえぎるサングラスは必須ですが、現地のものは欧米人用。日本から持っていくことをおすすめします。

また、日傘をさしている人はほとんどいません。盗難を防ぐためにも使わない方が賢明です。

冬のスペインは、内陸部以外は日本の東京・大阪と比べて少し寒さが和らいだ程度の気候。大体日本と同じような服装で、若干コートを薄めにしたくらいが丁度いいです。

スペインの春の気候は不規則で、日本のように冬から少しずつ暖かく春になり、そして段階的に夏になるのではありません。冬と夏の間の気温が一定しない時期が春という感じで、セーターを着た翌日は半袖ということもしばしば。この時期には調節ができる服装がおすすめです。

秋も気温の不安定さは同じですが、秋晴れが多い日本と違ってスペインの秋はお天気がくずれることが多いので、傘をお忘れなく。

しっかり準備したつもりでも、特に春秋のスペインの気候は予想がつきません。現地で何か足りないものがあったら、現地で購入してしまいましょう。

Zara（サラ）、Mango（マンゴ）など人気の地元ファストファッションでスパニッシュコーデをそろえてみてはいかがでしょうか？今回ご紹介した内容を参考にしてスペイン旅行をさらに楽しんでくださいね。